天気も心配でしたが晴れてくれてしかもそんなに
蒸し暑くもなかったので良かったです。
素人さん達にはすごく難しいであろう木の話からです。
同じ檜材でもピンからキリまであります。
なぜ?柱等には背割りを入れるのか等も含めその違いを説明です。
集成材等の説明もしていきます。
どの材料でも必ずと言っていいほど長所と短所がありますが
集成材に関しては自分は短所の方が多いと思ってます。
ただ、無垢の木は生き物であり呼吸してその木が育ったままの癖がありますが
そこは大工の知識・経験を活かした木組で木の癖を見極めてやれば解消でき
その長所を限りなく100%に近づける様にしていくんですよ。
その点プレカットだと機械に流す時にいちいちそんな反りや向きなど見ませんからね。
その為に1本・1本どこに配置するかの作業も含め見極めをできるので
自分は昔ながらの墨付け・刻みでやっている事も説明させてもらいました。
今の家造りではなかなかここまで見る事は叶いませんね。
工場でプレカット加工され現場に直接搬入されるので間直で
材料を見る機会は少ないと思います。
大工も工務店も今や刻みでやっている所も少なくなったし。
施主は契約した以上その会社・工務店・大工を信用するほかありません。
真剣に聞いてくれています。
ただ口で説明するよりも現物を見ながら説明した方が
何を言っているのかが分かりやすいですね。
国産杉の梁とドライビームの梁の違いの説明です。
相変わらずドライビームを見ると若い木(生育途中)で
油っ気も無くボソボソしておぜ~木だなと思いますね。
皆知らずに使用され可哀そうになりますね。
いくら安いからって良い物ではないよ。まったく。
プレカットの繋ぎの仕口の説明です。
森田建築でやっている昔ながらの仕口の強度面等も説明しました。
合板が大量にあったので無垢の板と合板の違いも説明しました。
森田建築での家造りには一切合板は使用していません。
プレカットされた材料も大量に置いてあったので見ながらの説明です。
これからどこに頼もうか悩んでいて色々な展示場や見学会に
行くとは思いますが、この木の勉強会に参加した事でまた
違った見方をしてもらえればうれしい限りです。
見た目と営業トークに左右される事無く隅から隅まで
しっかりと見て聞いて決める様にして頂きたいと思います。
目先の判断だけではきっと後悔しますし一生に一度の事ですからね。
また第2回・3回と開催していきたいと思いますので
その時には是非皆さんも参加されてはどうでしょうか?
今日は自分にとってもいい勉強になりましたよ^^
久しぶりに新鮮であり楽しませてもらいました。
今日は一つでもいいので覚えてもらえたでしょうか?
分からない事や困った事があればいつでも相談して下さい。
今日参加されました皆さんお疲れ様でした。